水道水の塩素は、場所によって異なる!?
水道水は、浄水場で塩素が水に注入されます。
その浄水場からそれぞれの地域の各家庭にある、水道の蛇口まで水道管で繋がっています。
ですから当然、浄水場から近い蛇口と遠い蛇口が存在します。
塩素は時間と共に蒸発してしまうため、その昔は、浄水場の近くの塩素濃度が高く遠い場所では塩素濃度が低くなるということが起きていました。
塩素濃度が低くなるというのは良いように聞こえますが、その分だけ雑菌が増える可能性も高まるということです。
ですから最近では、浄水場から出た水道水を途中で塩素を加えることによって、濃度を一定に保つようにされているそうです。
季節によっても塩素濃度が変わる!?
そして、季節によっても塩素濃度が変わっています。
夏場は水温が高くなり雑菌が増える可能性も高まるため、塩素濃度が高め(塩素が多い)に設定されています。
また、水道水は川の水を利用するため、川の水質状態や地域によって浄水の方法や塩素濃度は異なります。
地域によって浄水に対するポリシーも異なるので、水道の水が臭いこともありますし、塩素臭がきつい場合もあります。
それに、マンションなどで一時的に汲み置きするような設備(給水塔など)があることもあります。
「引っ越ししたら皮膚アレルギーが出た」という経験も多く聞かれます。
それは、その地域の水道への塩素濃度が異なるために起こることも原因の1つかもしれません。
塩素を抜くことができるのか
日常生活をしている中で、塩素を取り除くことはどこまでできるのでしょうか。
手洗いからお風呂、飲み水まで、家庭にきている1本の水道管から複数の蛇口に分けられ、私たちはいろいろな場所で使うことになります。
ですから、大元から取り除く方法や、出る蛇口で取り除く方法まで様々です。
→ 水道水から塩素を抜く様々な方法
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