※これらは多くの人や自己の体験に基づくものであくまでも自己判断で実施してください。
体のかゆみは塩素
私たちが、全身、長時間、水道水に浸かっているのは、お風呂に入っている時です。
手を洗っているほんの1分ほど。でも、お風呂に入って体や頭いお湯に浸かっている時間は、それなりに時間が長くなります。
お風呂から上がると、体がかゆい、皮膚がカサカサすると思ったことはありませんか?
お風呂に浸かっているその間、塩素に浸かっていることになり、塩素の毒性(有害物質)が皮膚を刺激します。
それなりの濃度の塩素に浸かっていると、皮膚が敏感な方はすぐに痒くなってきますし、そうでない方でも、季節によってはかゆみが出ることがあるでしょう。
この体のかゆみを石鹸のせいだと思う人もいるようです。
もちろん、石鹸で皮膚の油脂を綺麗に取ってしまい、乾燥しているところに移動すればかゆみが出ることもあります。
更に、石鹸で油脂が綺麗に取れた皮膚で長時間お風呂に浸かると、塩素の刺激がさらに強まる可能性があります。
また、お風呂に入っている間は蒸気(湯気)が出ていますが、同時に塩素が蒸発しています。
お風呂に入ると塩素臭いと思ったことはありませんか?
お風呂に入っている間、塩素を吸い続けていることになるので、場合によっては気分が悪くなることもあるでしょう。
お風呂ではゆったりしたいのに、塩素のせいで気分が悪くなったり、体がかゆくなっては仕方ありませんね。
いろいろな理由で体のかゆみが出ることがありますが、塩素を疑ってみてもいいかもしれません。
お風呂の大量の水道水から塩素を抜けるのか
その風呂水は大量で、ざっと一回のお風呂で200リットルほどになります。
これを1ヶ月30日続けば6000リットルもの水を使うことになります。
水を汲んでくるわけにもいきませんし、浄水器では歯が立ちません。
家中の水道水から塩素を除去するセントラル浄水器もこの風呂水に想定されているので、装置もフィルタもそれなりに高価なものが必要になってきます。
毎日のお風呂ですから、できるだけ手軽に塩素を抜きたい。
そんなことから、アレルギー体質の方がされている多くの方法で、手軽なものを紹介したいと思います。
ビタミンCで塩素を中和する
一番簡単な方法は、ビタミンCを入れるという方法です。
もちろん、飲むためのサプリメントであるビタミンCをそのまま入れても良いです。その場合には、ビタミンC以外の物質があまり入っていない方が良いでしょう。
純粋にビタミンCだけを入れたい場合には、アスコルビン酸ナトリウムというものを買ってきて入れるのが良いです。
薬局などでは売っていませんが、ネットではすぐに手に入ります。
私はアメリカで買ってきた1粒1000mgもの純度の高いビタミンCの入った錠剤が余っていたので、それを砕いて入れています。
200mlのお風呂で1/4ほど(250mg)入れれば塩素の臭いは消えました。
(多く入れすぎると、身体がピリピリすることもありますので注意してください。)
もちろん、レモンを搾ってもいいです。(笑)
柚風呂などの時には中和されていたんですね。
また、シャワー派の方は、塩素除去付きシャワーヘッドやシャワーヘッドとホースの間に入れる装置が売っています。
この装置にはアスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)を入れる場所があり、そこを通ってシャワーの水が出るようになっています。
(ビタミンCで塩素を抜く費用)
アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC):数〜十数円
塩素除去付きシャワーヘッド
装置:5000〜1万円
カードリッジ:1000〜3000円
ハイポで中和する
いわゆるカルキ抜きに使われるチオ硫酸ナトリウムという物質の結晶です。
魚を飼うときのカルキ抜きを簡単に行うことができるもので、カルキを抜いた後の水で魚も生きていますからもちろん無害です。
これを風呂に2〜3粒入れることでカルキ抜きができます。
おいおい魚じゃあるまいし・・・という気分になるかもしれませんが、そこは先入観。
塩素を中和(抜く)させるためにアレルギー体質の方が多くされているようです。
ハイポはホームセンターの熱帯魚などを売っているコーナーに置いてあります。
(ハイポの費用)
約100円
※個人的にはアスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)をオススメします。
アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)で中和した後の水についての注意
中和した後の水には塩素濃度が低くなっています。つまり、雑菌が繁殖しやすくなるということです。
使った後はできるだけ早めに捨てるか、雑菌が増殖しない温度(36度前後)より水温を下げるかなどをしましょう。
ですから、風呂であれば風呂蓋を開けておきましょう。
また、風呂水を洗濯で使ったりすることも、わが家の場合には問題なさそうです。