余命と寿命の捉え方

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人生が終わるまでの時間の捉え方

人生はいつ終わるのでしょうか。

事件や事故、病気や老化など、様々な形で人生の終わりがやってきます。

人生が終わるというのは、自身にとってはこの世で存在している意識がなくなるわけですし、周囲からもその存在がなくなることです。

地球上には50億人以上の人がいて、この瞬間にも人が生まれ死んでいっています。

今、生きている人も不死身ではないので、そのうちこの世から居なくなります。

ですから、生まれた瞬間から余命や寿命というものがあります。

余命や寿命というとあまりポジティブな感じに聞こえませんが、少し捉え方を変えられたらと思います。

現在の年齢と余命と寿命

日本人の平均寿命は、男性が80・21歳、女性は86・61歳(2013年現在)となっています。

この平均寿命は、いま生まれた0歳児が生きる余命年数のことを言います。

厚生労働省が発表している、年齢毎の余命年数と、そこから計算した寿命を以下に貼り付けます。

この表は、左側に現在の年齢、そしてその年齢に対する平均余命年数、その余命の平均寿命を表しています。

年齢 平均余命 平均寿命
0歳 80.2年 80.2歳
1歳 79.4年 80.4歳
2歳 78.4年 80.4歳
3歳 77.4年 80.4歳
4歳 76.4年 80.4歳
5歳 75.5年 80.5歳
6歳 74.5年 80.5歳
7歳 73.5年 80.5歳
8歳 72.5年 80.5歳
9歳 71.5年 80.5歳
10歳 70.5年 80.5歳
11歳 69.5年 80.5歳
12歳 68.5年 80.5歳
13歳 67.5年 80.5歳
14歳 66.5年 80.5歳
15歳 65.5年 80.5歳
16歳 64.5年 80.5歳
17歳 63.5年 80.5歳
18歳 62.6年 80.6歳
19歳 61.6年 80.6歳
20歳 60.6年 80.6歳
21歳 59.6年 80.6歳
22歳 58.7年 80.7歳
23歳 57.7年 80.7歳
24歳 56.7年 80.7歳
25歳 55.8年 80.8歳
26歳 54.8年 80.8歳
27歳 53.8年 80.8歳
28歳 52.9年 80.9歳
29歳 51.9年 80.9歳
30歳 50.9年 80.9歳
31歳 50.0年 81.0歳
32歳 49.0年 81.0歳
33歳 48.0年 81.0歳
34歳 47.1年 81.1歳
35歳 46.1年 81.1歳
36歳 45.1年 81.1歳
37歳 44.2年 81.2歳
38歳 43.2年 81.2歳
39歳 42.2年 81.2歳
40歳 41.3年 81.3歳
41歳 40.3年 81.3歳
42歳 39.4年 81.4歳
43歳 38.4年 81.4歳
44歳 37.5年 81.5歳
45歳 36.6年 81.6歳
46歳 35.6年 81.6歳
47歳 34.7年 81.7歳
48歳 33.8年 81.8歳
49歳 32.8年 81.8歳
50歳 31.9年 81.9歳
51歳 31.0年 82.0歳
52歳 30.1年 82.1歳
53歳 29.2年 82.2歳
54歳 28.3年 82.3歳
55歳 27.4年 82.4歳
56歳 26.6年 82.6歳
57歳 25.7年 82.7歳
58歳 24.8年 82.8歳
59歳 24.0年 83.0歳
60歳 23.1年 83.1歳
61歳 22.3年 83.3歳
62歳 21.5年 83.5歳
63歳 20.7年 83.7歳
64歳 19.9年 83.9歳
65歳 19.1年 84.1歳
66歳 18.3年 84.3歳
67歳 17.5年 84.5歳
68歳 16.8年 84.8歳
69歳 16.0年 85.0歳
70歳 15.3年 85.3歳
71歳 14.6年 85.6歳
72歳 13.8年 85.8歳
73歳 13.1年 86.1歳
74歳 12.4年 86.4歳
75歳 11.7年 86.7歳
76歳 11.1年 87.1歳
77歳 10.4年 87.4歳
78歳 9.8年 87.8歳
79歳 9.2年 88.2歳
80歳 8.6年 88.6歳
81歳 8.1年 89.1歳
82歳 7.5年 89.5歳
83歳 7.0年 90.0歳
84歳 6.6年 90.6歳
85歳 6.1年 91.1歳
86歳 5.7年 91.7歳
87歳 5.3年 92.3歳
88歳 4.9年 92.9歳
89歳 4.6年 93.6歳
90歳 4.3年 94.3歳
91歳 4.0年 95.0歳
92歳 3.7年 95.7歳
93歳 3.4年 96.4歳
94歳 3.2年 97.2歳
95歳 2.9年 97.9歳
96歳 2.7年 98.7歳
97歳 2.5年 99.5歳
98歳 2.4年 100.4歳
99歳 2.2年 101.2歳
100歳 2.0年 102.0歳
101歳 1.9年 102.9歳
102歳 1.7年 103.7歳
103歳 1.6年 104.6歳
104歳 1.5年 105.5歳
105歳 1.4年 106.4歳

この表を見て、どんなことがわかるのでしょうか。

  • 平均寿命という年齢はあるものの、それは0歳の余命年数のことである
  • 年齢を重ねる毎に、余命年数が増え、寿命が長くなる

つまり、具体的な年齢を当てはめてみると、

0歳の寿命は80歳なのですが、
その寿命の半分となる現在40歳の人の寿命は81.3歳
現在80歳の人の寿命は88.6歳

ということです。

いろいろな理由から若くして亡くなる方もいらっしゃるので、加齢と共に余命が長くなるのは理屈としてわかりますが、実際に数字で見てみると実感が湧くのではないでしょうか。

これまでの時間と、これからの時間の捉え方

病気で余命を宣告されるというケースがありますが、年数は長いものの実質余命を宣告されているようなものです。

たとえば、現在40歳の人が残りの人生をどう使うか?を考えた時に、もう40年と捉えるのか、まだ40年と捉えるのかで大きく時間の使い方が異なります。

40歳といっても、20歳で成人になってから20年、そこから還暦まで20年ですから、社会人としての半分といったところでしょうか。

40歳を人生のランチタイムと呼ぶ人もいますね。

もちろん60歳を越えても現役で仕事をすることもできるでしょう。

60歳の時にどのくらい働けるのかは、40歳の現在にかかっているといえるかもしれません。

健康面や精神面、これからのキャリア作りをどうするかで、60歳からの人生が変わってくるでしょう。

何も60歳からを想像したりそこに向けて対策を練る必要はありませんが、これからの20年の捉え方を変えて充実していくことができれば、自然とその後の20年はやってくるはずです。

それは、現在40歳の人が成人から歩んだ20年と同じだからです。

もし前の20年に満足がいかなければ、これからの20年を変えれば良いのではないでしょうか。

振り返ると早い20年ですが、それでも20年というのは長い時間です。

余命と寿命の表が意味すること

この余命と寿命の表が示していることは、長く生きるとより寿命が長くなるということです。

そして、そこで設定された寿命に達すると、更に寿命が延びるということです。

これは単に生命の話ではなく、仕事などにも当てはまることだと思います。

職業の適正年齢(いわゆる職業の寿命)というものもありますが、それも実際にその年齢に達しても寿命と思えないほどの成果を発揮できることがあります。

また、その年齢に達したからこそできる仕事というものもあります。

寿命がそこまでだからという捉え方ではなく、その寿命までは全力で生きぬくことができれば、寿命が延びて、そこから先に時間が延びていくのです。

つまり、余命や寿命の数字は統計上の数字でしかなく、ほとんど意味がないのです。

ちなみに1947年(昭和22年)の平均寿命は、男性50歳、女性54歳でした。

68年前だと、40歳の人の余命は10歳程度ということです。(驚)

しかしこの表では、1947年生まれの68歳の人は、平均寿命84.8歳になっています。

寿命が35歳近く伸びたということになります。

長く生きたいかどうかはさておき、最後まで元気に生きられればいいですね。

ある著者さんの本にも書いてました。

「ピンピンコロリ」・・・死ぬ直前まで元気で寝たきりではなくコロっと死んでいきたい、と。

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