水道水とは
水道水とは、川などの水を飲めるように浄水処理されて、家庭の蛇口などから出てくる水のことです。
日本の水はとても浄水されていて、キレイで美味しいと言われています。
ミネラルウォーターなんて買わなくていい!なんて言われていますが、水にも好みがありますよね。
美味しい水かどうかという点では口当たりも違いますし、お風呂の水であれば肌触りも変わってきますね。
水はどこから来るの?
水はどこからやってくるのでしょうか?
水といえば、川や海を想像しますが、実際には、山からやってきます。
山(森林)に降り注いだ雨が、大地によって濾(こ)され、地下水となって川に流れていきます。
その水が海に流れていき、また海の水が蒸発して空に上がり、雲となってまた山へと向かいます。
日本の水のpH
水といっても、世界中の水が同じ水ではありません。
水には、酸性・アルカリ性などがあり、その強さを表すのに、pH(ピーエッチと読む)と呼ばれる0から14までの数値で表されます。
0-14までなので、7が真ん中で、それを中性と呼んでいます。
pH=7と書きますので、pHの値に単位はありません。
pH=7より数値が小さいほど酸性が強くなり、pH=7より数値が大きいほどアルカリ性が強くなります。
自然の水はpH=5~9あたりなので、日本の水道水はpH=7あたりで調整されています。
日本の水は軟水
水には、カルシウムやマグネシウムの金属イオン含有量によって、硬水(こうすい)や軟水(なんすい)と呼ばれる分類があります。
硬度120ml以上の水は硬水
硬度120ml未満の水は軟水
日本の水は、硬度80前後の軟水であるとされているので、軟水から中軟水に分類されます。
しかしこの硬度も地域によってバラバラです。
住んでいる地域や都道府県によって硬度がバラバラなのです。
水道水の塩素濃度
水道は浄水場から自宅の蛇口まで水道管によって運ばれてきます。
塩素は浄水場で注入されますが、水道管を通ってくる間に、塩素が蒸発して薄くなってしまいます。
塩素が入っていないと雑菌などが繁殖してしまうため、一定の水準に保つために、途中で塩素を注入しています。
塩素は安心して水が飲めるように注入されていますが、一方で、塩素そのものは猛毒です。
水道水では0.1ppm以上とされていますが、上限はありません。
目安は1.0ppmらしいのですが、これも、浄水場の周辺と遠く、また、地域によってポリシーが異なるので濃度が異なります。
水といってもいろいろある
単に水といっても、様々な指数があり、よくわかりません。
住んでいる地域、家についている蛇口から出てくる水は、なんの疑いもなく飲み、風呂水として浸かります。
飲み水は買ってくるなどすることはできますが、水道を選ぶことはできません。
水道を選ぶのであれば、住む地域を変えることです。
もしくは、水道から出てくる水を工夫して住むということですね。
水道水について、いろいろ学んで、快適な生活を送りましょう。